浜名湖花博会場の東端、“奥座敷”ともいえる一角に「花の美術館」はたたずむ。ピンクと緑のコントラストがまぶしい外観。印象派の巨匠、画家クロード・モネ(1840―1926年)が後半生を過ごしたフランス・ジヴェルニーの邸宅を模した。折々の草花や水辺の植物が咲き乱れる庭園とともに、モネが見ていた景色を忠実に再現している。

花の美術館 太鼓橋も緑に覆われ、ボリューム感を増してきた水の庭

モネの庭  夏の装い

 浜松市村櫛町で開催中の浜名湖花博は間もなく、開幕から3カ月を迎える。フランス印象派の画家クロード・モネ(1840―1926年)が後半生を過ごしたフランス・ジヴェルニーの邸宅と庭を再現した「花の美術館」も、夏の光景に様変わりした。緑は濃さを増し、光と影が美しく調和する。「モネは庭にうっそうとした自然を求めた―」。フランス・モネ財団のチーフガーデナー、ジルヴェール・ヴァイエさんはそう言い切る。花博の「モネの庭」も月日を重ね、そんな情景に近づいている。

(2004年7月2日)

花の美術館 絵のような風景をじっくり味わいたい「花の美術館」

心和んだ調和の美

 会場の一番奥にあるのが、モネが愛した庭や家を再現したパビリオン「花の美術館」。庭園にはさまざまな植物が咲き乱れる。花と緑、水と建物の外観が調和した1枚の絵のような景色に心が和む。

 ここでコースは折り返し。裏手にある電気自動車「フローラムーバー」も気に掛かるけれど、「きらめきタワー」への近道は「いろどりクルーズ」がお薦め。花の美術館南側の船着き場から、約15分間の船の旅を楽しもう。

(2004年4月11日)

花の美術館 季節ごと時間ごとに変化する光や天候によって色彩計画されたモネの庭。まるでパレットのように彩り豊か

潤いのある暮らし提案

モネが絵と同じように情熱を注いだ庭園と、家を再現。園芸と芸術のある暮らしは、私たちへの新たな提案になるのではないか。
(大林克彦・事務局チーフ)


(2004年4月8日)